醐山青年連合会

修験道入門

修験道とは

修験の写真

修験道とは、聖なる場所である山の奥深くまで入り、厳しい修行を行うことで神秘的な力を会得し、自他の救済を目指そうとする日本古来の山岳信仰が仏教に取り入れられた日本独特の宗教です。修験を行う者のことを、修行して験力を顕す道であるということから「修験者」、または山に伏して修行する姿から「山伏(やまぶし)」といいます。なお、醍醐寺は聖宝理源大師を開祖とする当山派(修験道の二大法流のひとつ)の総本山です。

修験の衣体・法具

  • 頭襟(ときん)

    頭襟(ときん)

    直径8cmほどの小さな黒色の頭巾。大日如来の五智の宝冠をかたどったもの。十二の溝は仏教の十二因縁で中央のへこみはその結集を表す。左六つの溝は六道衆生の流転を、右六つの溝は六道衆生の減滅とされ、頭巾をかぶることで迷いから悟りへとの意味が込められている。

  • 班蓋(はんがい)

    班蓋(はんがい)

    雨や日差しから頭部を護るもの。丸い形は金剛界の月輪を、頂の錦は胎蔵界の八葉蓮華を表す。斑蓋をかぶることで修験者が胎児として胞衣にいだかれ、障難から免れるのとされている。

  • 鈴懸・結袈裟(すずかけ・ゆいげさ)

    鈴懸(すずかけ・ゆいげさ)

    鈴懸は修験道の入峰修行の法衣であり、鈴の字は五鈷鈴を、懸は金胎の曼荼羅をかけて修行することを表す。結袈裟は修験道専用の袈裟で、九条袈裟を折りたたんだもの。

  • 法螺(ほら)

    法螺(ほら)

    法螺貝を用いた一種の楽器であり、儀式で使用される法具。もとは山中を歩く時は獣よけや合図のための吹くもの。正しい教えを多くの人に伝える意味をもつ。

  • 金剛杖(こんごうつえ)

    金剛杖(こんごうつえ)

    修験者の身長に合わせて作る白木の杖で、転倒防止や歩行補助に用いる。大日如来が宿るとされ、修験の道を共にするという意味があり、修行を行う者の心のささえとなる。

  • 引敷(ひっしき)

    引敷(ひっしき)

    獣の毛皮で作られ、木の根の上や岩の上に座る時に敷物として使用する。また、引敷を獣の王である獅子とし、その上に座すことで自らの煩悩を制するという意味をもつ。

※紹介したものは修験十二道具ならびに修験十六道具といわれているものの一部です。

ページの先頭へ